地域の活動を紹介します
今回は地域の活動を紹介します。
6月26~28日の3日間を使って「通学合宿」が行われて
います。これは小学校の建物と隣接している「志学まち
づくりセンター」で、小学生が寝泊まりを伴う合宿を行
うもので、もう何年も前から継続して行われています
(コロナ流行期を除く)。この3日間、小学生の子ども
たちは学校が終わると家には帰らず、まっすぐまちづく
りセンターに向かいます。
まちづくりセンターではまず宿題と洗濯をします。洗濯
は施設の関係もあり、みんなで一度にはできませんので、
輪番で行います。待っている子どもたちは宿題をして自
分の順番を待つわけです。音読の宿題もありますが、地
域のボランティアさんがちゃんと聞いてくださり、カー
ドにサインもしてくださいます。
合宿中、子どもたちは3つの班に分かれます。それぞれ
の班の中で係が決められており、自分の仕事に取り組み
ます。食事や就寝の準備はみんなで協力して行います。
食事はすべて地域のボランティアさんたちが作ってくだ
さいます。毎回20人前をつくるのは大変なことです。
1日目の夕食はたまごチャーハンとおひたし、野菜スー
プとデザートにオレンジでした。食事の度に大きなテー
ブルとイスを出し入れして、みんなで準備と片付けをし
ます。
夜には毎晩「夜学」と呼ばれるミニイベントが企画され
ています。過去の夜学では夜空の星の観察なども行われ
たようです。
お風呂はまちづくりセンター近くにある温泉に出かけま
す。これも志学ならではです。数分歩けば温泉があるの
ですから。
この3日間でたくさんのボランティアさんにお世話にな
ります。子どもたちの安全確保のため、一緒に泊まって
くださる方もおられます。地域の温かさと大きなエネル
ギーに支えられてこの合宿は成り立っています。子ども
たちも学年が上がるにつれ、回を重ねてすっかり合宿の
エキスパートになります。下級生に動きの指示を出した
り、誰の指図も受けることなく、必要な仕事を次々とこ
なしたりしていきます。
こうした寝食をともにした思い出は一生忘れることはな
いでしょう。そうしていつか、地域に育てられたことに
気づき、その素晴らしさを実感することと思います。