11月27日(水)

広島大学大学院人間社会科学研究科の田村典久先生

をお迎えして、「学力・運動能力を高めるねむりの

ヒミツ~パワーアップぐっすり術~」という演題で

講演をしていただきました。

タイトル

ここ2、3年、テレビなどでも眠り、睡眠について

特集された番組が増えています。私たちの充実した

生活のために、睡眠が重要な役割を果たしているこ

とは、今や誰もが認識しています。今日の講演会に

は小学校の高学年と中学生、それと保護者の皆さん

にもたくさん参加していただきました。

全体後ろから

田村先生のお話はいつも言葉の選び方がとてもやさ

しく、子どもたちもしっかり顔を上げて聴き入って

いました。この講演会をするにあたり、事前に小・

中の子どもたちは自分の生活の実態をレポートして、

そのデータを先生にお送りしていました。講演会は

まず、その結果の返却と分析からスタートしました。

自分の睡眠が上手にとれているか、グラフとなって

あらわれた結果表には子どもたちよりも保護者の皆

さんが強い関心を示され、真っ先にわが子の元に行

って見入っておられました。

結果発表2

結果発表保護者と

また、お話しの中で子どもたちと保護者の皆さんの

背筋が伸びた瞬間は「睡眠と成績の関係」について

話された時でした。

成績との関係

その他にも睡眠が記憶力を高める働きをもっている

ことや、朝起きて太陽の光を浴びることが睡眠を中

心とした基本的な生活習慣を整える効果があること

などの話題には、前のめりでお話を聞いていました。

睡眠の効果

太陽の光のもつパワーを知るために、照度計による

簡単な実験も行いました。

照度計の実験

照度計の実験2

最後は各自が自分の生活を振り返り、今日から取り

組んでみたいことを決めて挑戦することとしました。

「眠る」ということに少しだけ配慮するだけで、そ

の効果を大きくすることができることを子どもたち

は学んでくれたようです。

睡眠を見直す

中学校の生徒会長がお礼の言葉を述べ、みんなで挨

拶をして講演会は終わりました。田村先生には講演

会後の子どもたちの生活の実態についてもレポート

させていただくことになっており、引き続きご指導

をいただきます。いつも丁寧に対応してくださり、

心より感謝いたします。

お礼の言葉