9月18日(水)

1年生の生徒が石見銀山学習に出かけました。銀山

学習とは言え、石見銀山についての基礎基本はもう

小学校の時にしっかり学習済みです。中学生となっ

た今年は少しレベルアップして、現在自分たちが総

合的な学習の時間に取り組んでいるSST(志学・再

考/再興/最高・タイム)の個人テーマについての

探究を深めました。かつては石見銀の輸出港で、大

いににぎわいを見せていた温泉津町を、再び町おこ

ししようと携わった皆さんからお話をうかがう機会

をもちました。

はじめにお話をうかがったのはWATOWAの近江さ

んです。温泉津に暮らす人々の温かさに触れ、これ

が観光の目玉となりうると確信して町おこしを始め

たんだと訴えておられるように聞こえました。銀の

輸出港であったがゆえ、温泉津の町には多くの宿や

飲食店が栄えました。現在近江さんは町の人々の温

かさや町並み、当時から残る財産について多方面に

発信し、温泉津町、大田市の良さを広めておられま

す。

近江さんレク1

近江さんレク2

続いてお話を聞いたのは現象舎の西田さんです。温

泉津の町に魅せられ、また温泉津がさまざまな資源

あふれる土地であることから、積極的に地域の活性

化に尽力しておられます。2人の1年生にいろいろ

な質問をしていただきながら、返ってきたその答え

をもとに、上手に今後の探究のポイントを教えてい

ただきました。

西田さんレク1

西田さんレク2

本校の総合的な学習の時間に取り組むSSTでは、一

人が一つずつテーマを設けます。そのテーマについ

て在学3年間探究をしていきます。そして、最終的

にはわが町志学のためにいかに還元していくかを考

えます。

2人の1年生が時間をかけて決めたテーマが「三瓶

に生息する薬草」と「三瓶の町のゴミをいかにして

減らすか」です。今回のお話をもとに今後の方向性

を定め、どのように探究していけばよいか、大きな

手掛かりをいただけたものと思っています。

石見銀山学習のために貴重なお時間をいただきまし

た皆さま、ありがとうございました。そして、今後

ともご指導のほど、よろしくお願いします。