親子食育講座を開講しました
9月7日(土)
PTA育成部の活動で「親子食育講座」を開講しまし
た。毎年、役員の皆さんで様々なテーマを掲げて開
いてくださっていますが、今年のテーマは「食肉」。
食肉というとまず浮かぶのは牛肉ですが、三瓶のブ
ランド牛は有名で、毎朝毎夕、広大な高原に放牧さ
れている多くの牛を見ながら通勤しています。牛、
豚、鶏の肉は今や手に入れることが容易で、日々お
世話になっています。しかし、その他にも人間が食
してきた(食している)肉にはイノシシやシカ、ク
マなどがあります。いわゆる「ジビエ」と言われる
これらの肉について、美郷町でそれを専門に扱って
おられるタイガー株式会社から講師の川島さんにお
越しいただき、講義、それから実際にそれらを食べ
てみようというイベントを行いました。
関西に本拠地をもつタイガー株式会社はジビエ肉を
取り扱う会社です。対象となる動物のと殺から放血、
内臓摘出を行った後、皮剥ぎ、袋詰めまでを一気に
行うそうです。
タイガーでは山に入って積極的にそれらの動物を捕
獲することはしておらず、人里に下りてきて田んぼ
や畑などの作物を食い荒らすような、いわゆる「加
害動物」のみを捕獲しています。ワナを仕掛けて捕
まえる方法をとっていて、その捕獲数はイノシシで
月60頭、シカは年30頭ぐらいだそうです。
ジビエを中心として食肉に関するお話をいただいた
後、いよいよ試食です。参加の親子、教職員を4つ
のグループに分け、それぞれにイノシシとシカの肉
が配られました。調理室のコンロを使ってそれぞれ
を焼き、塩コショウとたれで食べ比べをしました。
どちらの肉も臭みなどは一切なく、大変美味しく食
べることができました。どのグループからも「おい
しい」の声が聞こえてきて、子どもたちも満足そう
でした。皿山もりの肉はすべてなくなりました。
全面協力をいただきましたタイガー株式会社、講義
していただいた川島さん、PTA育成部の山本部長は
じめ部員の皆さん、そしてご参加くださった皆さん、
ありがとうございました。