勉強会を開催しました
7月25日(木)
浜田教育センター指導主事の先生を講師にお招きし、
先生方向けの勉強会、研修会を開催しました。
教科は道徳。教科化完全実施となり6年目となりま
した。もう5年も経ったの?そんな声が聞こえてき
そうです。
今回の研修会は上手な授業プランの立て方に関する
内容でした。もちろん道徳の授業も他の教科同様、
カリキュラムに則って年間の指導を進めていきます。
ねらいをしっかりと定めて、様々な角度から子ども
たちの声や考えを引き出さなければなりません。そ
して将来へ、明日へとつながる意欲を湧き立てるよ
うな、そんな終末を目指します。これを定まった教
材を用いて行うのは想像以上に大変で、時間とエネ
ルギーを必要とします。研修では実際の教材を用い
て、1時間分の授業案を立ててみました。
日々の授業もそうですが、先生方は必ず50分間の
授業プランを立てて臨みます。子どもたちの理解度
を一つずつ確認しながら計画的に進めていくことは、
綿密な計画と臨機応変な対応ができる柔軟性が必要
です。
動物園の閉園時間になり、幼い姉弟が入り口にやっ
てきます。その日は弟の誕生日だからと姉は手の中
の入場料を差し出し、園に入れてくれるよう頼みま
す。受付の男性はその熱意に負け、時間の過ぎた園
に、禁じられている子どもだけでの入場を許すので
す。しかしこれがトラブルのもととなり、閉園から
時間が経っても姉弟は出てこず、たくさんの職員を
動員してようやく1時間後に遊んでいた2人を見つ
けます。後日、2人の母親から感謝の手紙が届きま
す。それと時期を同じくして上司から懲戒処分の手
紙も受け取り、男性は動物園を追われることとなり
ました。もうお分かりのとおり、このお話は「法や
きまりを守り、規律ある社会を実現する」という主
題のための教材です。
先生方ははじめ各々でプランを考え、そして小グル
ープで考えを持ち寄り、ブラッシュアップしていき
ました。タイトなスケジュールの中でしたが、2学
期以降の実践にさっそく役立つよい研修ができまし
た。「午前中があっという間に感じた」と話してく
ださった先生もおられました。
研修により、一層パワーアップした志学中の先生方
の道徳授業、2学期からもお楽しみに。