あっという間に37度
【8月5日(木)】
7月29日の当HPでは「小学生の頃は、罰掃除
などをそこそこやらせて頂きましたが、罰ト
イレ掃除や廊下で起立など、今や学校で見る
こともなくなりましたよね。」
と書いています。
10年近く前、体罰について調べたことがあり
ます。
学校教育法には「教育上必要があると認めら
れるときは、文部科学大臣の定めるところに
より、児童、生徒及び学生に懲戒(ちょうか
い)を加えることができる。ただし、体罰を
加えることはできない。」と書かれています。
辞書を見ると「懲戒とは不正・不当な行為に
対して、制裁を与えること。こらしめたり、
いましめたりすること。」とあります。
例えば以下のような行為は、通常体罰には当
たらないと言われています。
1,放課後等に教室に残留させる。
2,授業中、教室内に起立させる。
3,学習課題や清掃活動を課す。
4,学校当番を多く割り当てる。
5,立ち歩きの多い生徒を叱り席につかせる。
などなど
今の時代に照らし合わせると、私(あるいは
40代以上の数名の皆様も?)の小学生時代の
経験は、ほぼほぼ懲戒だったのかも知れませ
ん。
ただし廊下に立たせるのは、学習権を奪うこ
とになるので「×」ですね。
体罰など許されそうにない他の先進国に目を
向けてみると、A国は約半数の州で体罰を許
可。ある州では教師は5回を超えない範囲で
学生のお尻を木の板で叩いてもよい。(長さ
◯◯cm以内、厚さ◯cm以内の板など、サイ
ズが決まっている。)
またB国では、8歳以下の児童には禁止して
いるが、男子学生のお尻を手で叩いてもよい。
(回数制限あり)
さらにC国では小・中学生や高校生に対し、
サイズを変えた棒を使って、男子学生ならお
尻を、女子学生には足のももを叩いてもよい
(叩く回数も年齢に合わせて上限が決まって
いる。)のだそうです。
私の昔の記憶では「入魂棒」と書かれた棒を
持ち歩いていた先生も確かにおられましたが、
諸外国の考え方(いずれも10年ほど前のデー
タなので現在の状況は不明です。)の違いに
驚きました。
夏季休業中ならではの私のどうでもいいよう
な話題など、どこ吹く風で本校生徒は、朝か
ら一生懸命に走っています。
サヒメル30周年記念式典で頂いた温度計付き
写真立てを持ち出し、生徒たちが走っていた
場所に置いてみたところ、あっという間に37
度を越えました。
高原の志学であっても、もう運動は厳しい状
況です。
本日はこの後松江市に出張に出かけてきます。