野に出よ、子どもたち
【9月14日(月)】
今日も涼しくなりました。
今週から生活習慣を見直す「すこやかweek」です。
あわせて保・小・中の教職員同士で授業を公開し合
う一週間となります。
というわけで、久しぶりに小学校の授業を見に行き
ました。
1・2年生は、アサガオの種を集めていました。
昨年度の1・2年生が種をまき、花が咲いた後にそ
の種を現在の児童が収穫するという流れのようで
す。「いっぱいとったよ!」と嬉しそうに見せてく
れました。
3・4年生は、習字を書いていました。とても上手
で迫力の作品が仕上がっていましたよ。先般、NHK
の番組で、世界的に有名な中国の書道家が日本の高
校で授業をしていて見入ってしまいました。やはり
「道」がつく習い事は、奥が深いなぁと感じました。
ほかほか学級も同じく毛筆でした。最初は先生が一
緒に筆を持って、筆づかいを指導しておられました。
毎年冬休みの終わりに、書き初めが苦手な我が子の
手伝いをしていたことを思い出しました。教えても
らうくせに「はい、お父さん。書き初めするよ。」
と上から目線な感じにイラッとしていました。
「オレの宿題なのか?」と言うと「フッ」と笑う顔
にイラッと2です。できが悪いと、それはそれで私
もストレスとなり、イラッと3。
子どもの中学卒業により「この作業」がなくなった
のを一番喜んでいたのは、親の私です。
5・6年生は「花粉の働き」を勉強していました。動
画を見た後、おしべとめしべの区別の仕方を復習し
た後、実際にヘチマを観察しに行きました。ヘチマ
は地面から2階のベランダまで茎が伸びています。
先生と楽しそうに学習していました。私もおしべと
めしべがどれかを児童から教えてもらいました。
最近の教科書は分かりやすく、色彩豊かです。
小学校の学びというのは「生活力」が上がりますね。
手足、五感を使う実体験が大切にされている印象です。
「触ることでアサガオの種の固さを知る」でしょうし、
「ヘチマのおしべめしべを見に行くと、花粉を運ぶ虫
たちとの出会いがある」のです。
私が数分一緒にいただけでも、付随する発見の連続
でした。
図書館で図鑑を使って調べることも大切ですが、
「子どもたちよ、野に出て本物から学びなさい!」と
いうことでしょうし、この志学はそういうチャンスに
恵まれた町でもあります。