2月18日(水)

例年12月に開催している人権集会ですが、今年度

は校内の事情もあり、この時期に開催しました。

生徒会が主催し、担当教員からのアドバイスを受け

ながら1時間の集会を企画しました。

子どもたちが選んだ活動は「権利の熱気球」。学校

現場ではおなじみ、というか、題材のわかりやすさ

から中学校でよく用いられる教材です。

参加者は、熱気球に乗って旅をしているという設定

です。高度が下がってきたため、荷物である「権利」

を捨てなければなりません。はじめに、個人で、自

分にとって一番必要でない権利から順に捨てていき

ます。そうして、最後に残る、もっとも大切だと思

う権利を決定します。

続いて、グループでの話し合いです。個人の順位付

けとその理由をグループ内で発表し合います。互い

の意見、考えの違いを尊重しながら、グループでの

順位付けを決定します。

最後に、グループでの順位付けを代表者が理由とと

もに発表します。発表を聞いて思ったこと、感じた

ことなどを発表して共有します。

子どもたちが熱気球に乗せていた権利には次のよう

なものがあります。

○きれいな空気を吸う権利

○自由に使えるお金をもつ権利

○遊べる(休養できる)権利

○いじめられたり、命令されたりしない権利

○毎日、十分な食べ物と水を得る権利

○愛し、愛される権利

子どもたちは個人で考える場面から、悩んでいまし

た。

言葉で「権利」と言われても、現代の生活事情では

どれも当たり前になりすぎていて、それがない場面

をなかなか考えられないようでした。

個人

グループでは熱い議論が交わされていました。「自

分はこう思う!」、「いや、それよりこっちの権利の

方が大切だ!」、「この権利はなくても生活できる!」

1,2年生も相手が3年生だからと言って妥協しま

せん。先生方も参加して熱い論戦が繰り広げられま

した。

グル1

グル2

グル3

グル4

グル5

もちろん、この活動に答えなどありません。

この活動の目的は、個人で深く考えたり、グループ

で議論したりすることで、人権の重要性や多様な価

値観を学ぶことです。何人かの生徒が感想に、権利

の大切さや多様な意見、価値観について書いていま

した。

感想共有

集会の終わりに、生徒会長が「人にはそれぞれ違っ

た考え方や感じ方があることを再認識し、それを互

いに尊重することが大切だと感じた。」とあいさつ

しました。12月に選出され、就任した新会長です

が、いくつかの場面を経て、あいさつも上手になっ

てきました。

会長挨拶

私たち教職員も毎年、人権に関わる研修を複数回実

しています。何度研修を重ねても、もう十分とい

うことはないと思います。大人も子どもも、生まれ

てから生命尽きるまで、人権はお互いに大事にし合

わなければならない権利として、これからも学び続

けていきたいと思います。