上山下草刈りを行いました
6月12日(木)
タイトルの「上山下草刈り」。「何をおこなったん
だ?」と思われた方もおられることと思います。
読み方は「うやましたくさかり」。「うやま」は地
名です。「したくさかり」は植え付けた苗木が、そ
の成長を周囲の雑草木に妨げられないように、鎌等
を使って雑草木を借り払う作業のことです。
今から10年以上前、志学中の先輩たちがさんべ桜
の里づくり事業で、上山地区に桜の樹を植えました。
以来毎年、その桜の保育管理の一環で、緑の少年団
として下草刈りを行っています。
地元の皆さんも機械を使って草刈りをしてくださる
のですが、桜を傷つけないようにするため、樹の下
にはどうしても雑草が残ってしまいます。それを鎌
を使って丁寧に刈るのが中学生の仕事です。
はじめに作業の内容やエリアなどについて、地元の
方から説明を聞いて作業に入りました。今日は太陽
ものぞいておらず、少し湿度は感じますが、まずま
ずのコンディションです。中学生たちは黙々と作業
に取り組んでいました。もしかしたら、全国の中学
生で「鎌」を使ったことのない生徒、結構いるのか
もしれません。志学の子たちは違います。「使った
ことがある」ではなく、「使いこなしている」とい
うレベルです。雑草を束ね、根元からグサッと行き
ます。手慣れたもので、みるみる雑草が減っていき
ます。
今年は子どもたちの作業のスピードが速く、例年よ
りも刈るエリアをずいぶん広げて作業しました。
作業後は地元の方からジュースの差し入れをいただ
き、上山地区の歴史に関わるお話を少し聞きました。
みんなで力を合わせて作業をした後はとても清々し
いですね。来年もきれいな桜がたくさん咲くことと
思います。