志学フィールドワークを行いました
5月14日(水)
志学の気温は、日々発表される大田市の予報気温に
比べ、3~6℃くらい低いように感じます。暑い季
節は少し過ごしやすく、寒い季節はやはり厳しい…、
そんな印象です。
春も深まるこの季節、絶好の好天の中、今年度の志
学フィールドワークを行いました。先日のこのペー
ジでもお知らせしましたが、本校の取り組むSSTの
活動の一環に位置付けており、「志学の歴史や自然
等について詳しく学び、・・・」、「地域の方に学
んでその思いに触れ、地域の一員として・・・」と
いうねらいもと行っています。広い志学エリアを3
つのブロックに分け、輪番で1年ずつ散策していき
ます。今年のエリアは温泉地区、およそ7kmの行
程です。
開会行事の後、まずはまちセンに向かって出発しま
した。
まちセンでは施設の外で、センター長さんからお話
をうかがいました。まちセンが果たす役割やその重
要性についてお話しいただいたあと、建物の中に入
って、ちょうど行われていたイベントの様子を見せ
てもらいました。
続いて向かった先はまちセン近くにある「八面神
社」。これは正式には「やおもてじんじゃ」と読み
ます。この神社を管理しておられる総代の方よりお
話をうかがいました。7年前に神社横の大木に落ち
た雷のこと、5年前の大地震のこと、そして17世
紀に書かれた地札も見せていただきました。普段何
気なく見ながら登下校している生徒たちも驚きの連
続でした。
次のチェックポイントは三瓶温泉「亀の湯」。亀の
湯は午後に訪問した「鶴の湯」と並んで、三瓶温泉
の秘湯ということで、雑誌などにも掲載されたこと
のある温泉です。経営、運営に関わっておられる方
々に、維持・管理の難しさなどについてお聞きしま
した。
そのあと向かった先は町内にあるお寺です。かつて
は保育園の役割を担っていたこと、並びに映画館も
あって、町民の憩いの場となっていたことなどを聞
きました。子どもたちもお話を聞いては、思いつい
たことをあれこれ質問していました。
午前中のチェックポイントはこれですべてです。こ
の後は昼食会場としてお借りした三瓶荘へ向かいま
した。途中、様々な由来をもつ設備や遺構を紹介し
てもらいながら、上り坂を歩きました。到着すると、
職員の皆さんが玄関で歓迎してくださり、また準備
されていた部屋も大変立派な部屋でした。そこで弁
当を食べ、しばしの休憩タイムを取りました。休憩
の後には全員で記念写真も撮りました。
休憩が終わり、午後1つ目のプログラムは三瓶荘の
長尾さんからのお話です。長尾さんは「天空の朝ご
はん」や「わさび田体験」などの企画を手掛けてお
られるかたです。プレゼンテーションソフトを使っ
て、わかりやすく説明していただきました。そうし
た発想やそのモチベーションはどこから来ているの
か?といった質問をした生徒もありました。
説明を聞き、さんべ荘を後にするといよいよ本日の
クライマックス、三瓶温泉の源泉に向かって山を登
ります。途中、ところどころで施設や設備の説明を
していただきながら、普段は立ち入ることのできな
いエリアに入っていきました。源泉近くに到着する
と、市役所の担当課の方がすでに来ておられ、施設
に関するお話を聞きました。初めて見る三瓶温泉の
源泉は、想像していたものとは少し違っていました。
年や時期によって違いはあるものの、現在でも満々
と湧き出る温泉に、三瓶の将来への可能性を感じま
した。
源泉を出て、向かうのは最後のチェックポイント、
「鶴の湯」です。無人で運営している温泉ですが、
地域の皆さんの協力もあり、いつもきれいに保たれ
ています。ここで、長尾さんからのお話も少し聞き
ました。
これで本日計画していたすべてのチェックポイント
の見学が終わりました。鶴の湯からは一気に学校ま
で歩きましたが、時折吹く風が気持ちよく、疲れを
吹き飛ばしてくれました。
学校に帰り、ピロティで閉会行事を行い、お世話に
なったコーディネーターさんにお礼を言って解散し
ました。道行く途中でお会いした地域の方々からも、
たくさんの声をかけていただき、子どもたちも励み
になったことと思います。本日お世話になりました
皆様、本当にありがとうございました。