第72回卒業証書授与式を挙行しました
3月10日(月)
この冬の豪雪を忘れさせるくらい、朝から穏やかな
晴天のもと、第72回卒業式を行いました。青空を
バックに国旗、校旗もたなびいています。
朝の会場の様子です。
これから式を迎える、整えられた会場は人がいない
せいか、どこか寂しさを感じます。このページをご
覧になる方の中には、何十人、何百人規模の卒業式
しかご存じない方もいらっしゃると思います。卒業
生1人、在校生8人の卒業式はこうした形で行われ
ます(いろいろなやり方があるとは思いますが…)。
在校生、保護者、職員が席に着き、来賓の皆さまも
お迎えしました。いよいよ式のスタートです。
担任の先生の先導で卒業生が入場します。表情は少
し固いでしょうか。
開式通告、国歌斉唱の後、呼名から証書の授与です。
しっかり目を見て証書を受け取ってくれました。
続いて、校長式辞、PTA会長様に来賓を代表してご
祝辞をいただきました。
式はクライマックス、在校生代表の送辞、卒業生の
答辞です。どちらもそれぞれ、言葉をかみしめるよ
うに、ゆったりと気持ちを込めて思いを述べてくれ
ました(校長式辞、送辞、答辞の内容の一部は来週
アップ予定の学校だより3月号に掲載します)。答
辞の後には全校合唱「群青」を歌いました。人数は
少ないですが、決して大人数に負けない感動的な合
唱でした。
最後に校歌を歌って、式は終わりました。練習の時
には何度も何度も同じ部分をやり直して、時間がか
かるのですが、本番は本当にあっという間です。
入場は先導がありましたが、退場は一人だけで歩き
ます。「もう一人で歩けます!」という意思表示の
意味があるんだそうです。
教室に帰り、最終学活です。担任からはこの2年分
の思いが語られました。時に担任、時にクラスメイ
トになろうと努めてきたことを伝えられ、双方の思
いは頂点に達したように見えました。学年主任の先
生も熱い思いを語ってくださいました。
学活が終わり、いよいよ志学中の学び舎ともお別れ
の時を迎えます。在校生、職員のほか、小学生、小
学校の先生方、志学保育園の園児たちや皆さんも見
送ってくださいます。
小学生からはみんなで感謝のメッセージが、保育園
児からは卒業を祝うメダルが贈られました。
セレモニーはまだまだ続きます。中学生からはエー
ルと花束が贈られました。
玄関前に準備してあったくす玉は、卒業生と3年部
の先生方で割りました。
最後に、保育園児、小学生、中学生全員で記念撮影
です。
中学校の卒業は、義務教育からの卒業でもあります。
今後の道は自分の意志で、自分で選択して歩んでい
かなければなりません。この時を境にして、少しず
つ大人社会の厳しさのようなものを感じ始める節目
でもあると思っています。そんな厳しさに打ちのめ
されそうになった時、自分を救ってくれる、奮い立
たせてくれるものの一つに中学校や小学校、故郷の
思い出があると思います。これらはいつでも自分自
身の味方であり続けてくれるのです。これからの人
生、辛いこともあるでしょうが、楽しいこともたく
さん待っています。どちらも楽しむぐらいのゆとり
をもって、どうか自分らしく、自信と誇りを胸に歩
みを進めてほしいと願います。
今日歌った曲とは違う「群青」。私は自分を勇気づ
けるのにYOASOBIの「群青」をよく聴きます。い
つも勇気づけてもらうこの大好きな歌詞を、卒業の
あなたにも贈ります。
「大丈夫、行こう、あとは楽しむだけだ!」