数学研究授業を行いました
3月4日(火)
本校研究部における研究授業を行いました。教科は
数学。2年1組の授業でした。扱う単元は「確率」
です。
まずは導入で、「残りものには福があるのか?」と
いう実験からでした。4人で4枚のトランプを引い
て、その中のA(エース)を何番目の人が引くのか
を検証してみました。5回やって結果は2番目に引
いた生徒が3回、3番目に引いた生徒が2回でした。
「この実験、何回ぐらいやると信ぴょう性のある結
果と言えるかな?」という先生の問いには、「15
回」とか「40回」、「100回」などという答え
が返ってきました。
授業はそのあと、一人一人が様々なトランプのカー
ドを引く組合せは全部で何通りあるのかという話題
に発展していきました。考え方としては、特定の生
徒が当たりのAを引き続けたとして、それ以外の3
人が3種類のはずれを引く組合せを考えました。そ
の結果、導き出されたのが6通り。それが4人いる
のでカードの引き方は全部で24通りあることが分
かりました。生徒たちは個人で、グループで試行錯
誤を繰り返しながら、当たりを引く確率1/4に何
とか辿り着きました。生徒たちがノートに書きだし
た思考のプロセスがおもしろく、興味をもって参観
しました。
授業者の先生いわく、予定していたところまで到達
できなかったそうですが、子どもたちの表情からは
「難しそうだけど、楽しそうな単元」と読み取れま
した(あくまでも勝手な予測ですが…)。
確率はもしかしたら、もっとも私たちの日常生活に
直結している単元かもしれません。しっかり習得し
てほしいものです。