12月4日からの2週間、大田一中では人権週間とし、人権について感じて、考える時間をもちました。毎朝、各教室では人権について教職員がメッセージを送りました。いずれの教室でも真剣に聞いてくれる雰囲気がありました。

そして、15日に「人権教育講演会・人権集会」を行いました。話をしてくださったのは、全く耳が聞こえない中で硬式野球に取り組んだ青年(広中蒼磨さん)とそのチームの高校時代の監督の先生(大庭敏文先生)です。大庭先生は「人はそれぞれに違う。違うからこそ、よい。ないものを考えるより、残っているものを最大限に生かせ。耳が聞こえなくても自分には他にもたくさんある。人間、考え方で生き方が大きく変わる」と広中さんから教えられたそうです。生徒が広中さんに「どうしてあきらめないでいられるのか」と質問しました。すると「あきらめたら終わり。何も始まらないから。」と広中さんが答えられました。指文字をでコミュニケーションを図り、チームワークをつくっていった様子。自分の課題をノートに書いてもらって成長していこうとした広中さんの様子。生徒たちは、見入り、聞き入り、いろいろなことを感じていまた。また、みんなで指文字を練習しました。生徒からの質問がとぎれることがなく、みんなが自分から参加できた集会となりました。そして、最後に生徒会執行部が「大田一中人権宣言」を発表し、みんなが安心して過ごせる学校に向けて努力していくことを確認しました。

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