■一年を振り返って■  校長 和田 正利

 令和5年度がまもなく終わります。長久小学校の今年度のスローガンは「レインボー みんなでつくりあげる美しい景色」でした。 このスローガンのもと、子どもたちは様々な活動を通して立派に成長しました。
 4月の始業式で、子どもたちには「チャレンジ」を合言葉にしていろいろなことにどんどんチャレンジしようと呼びかけました。その期待に応えるように、子どもたちは少し難しいことにも挑戦しようとする意欲と姿勢を見せてくれました。失敗したこともあったでしょう。途中で挫折したこともあったでしょう。でも、それこそが貴重な経験なのだという話もしました。そして、チャレンジしていく中で助け合うことのありがたさや大切さも感じてくれたのではないかと思います。
 2学期には、「ありがとう」を合言葉にして互いに思いやり支え合う場面がたくさん見られました。今まで気づかなかった友達の新たな一面に気づいたり、一人でできないことも仲間と協力することで成し遂げることができたりする経験を通して、感謝の心が育っていったと思います。
 そして3学期。「もっとチャレンジ」「もっとありがとう」を合言葉に、一年間の総まとめとして取り組んできました。
 以下に、子どもたちが書いた作文の一部を紹介します。

・学校で、様々な行事や授業を通して、最後まであきらめない心や難しいことも仲間と協力すれば乗り越えられることがたくさんあることを学びました。
・自分の夢に向かって、今からできることを自分で探し、頑張っていきたいです。
・何かを成し遂げるためには人と協力することが大切だと知りました。これから何か困った時には、一人で抱え込まず、誰かに相談して乗り越えていきたいです。
・最後の運動会、やりきった後の気持ちよさや楽しさは今でも忘れません。最後の運動会を通して、全力でやりきる楽しさと努力は報われることを学びました。
・漢字練習を通して、苦手なこともコツコツと努力を積み重ねると、満足いく結果につながるということを学びました。これからも続けていきたいです。
・自分の力でどうにもならないときは、友だちの力を借りてもいいんだと思うようになりました。
・優しい友達がいてくれたから今の自分がいるし、楽しい思い出がたくさんできました。これからもそんな友達を大切にしていきたいと思います。
・これから不安なこともあるかもしれないけど、仲間を信じて乗り越えていきたいです。
・苦手なことも続けていけば慣れていくということが分かりました。これからは、苦手なことに出会ってもあきらめないで続けて、苦手なことをなくしていきたいです。

 自らの意志で周囲の人と助け合いながら挑戦することを通して、一人一人の心がしっかりと成長していると感じます。この成長を令和6年度につなげていってほしいです。
 このように子どもたちが成長できたのは、保護者の皆様や地域の皆様のご支援ご協力のおかげです。いつも支えていただいていることに心より感謝申しあげます。本当にありがとうございました。

 来年度以降も引き続き、長久小学校の活動にご支援ご協力をいただきますようお願いいたします。