■子どもも大人も 笑顔あふれる学校をめざして■  校長 和田 正利

 

 

【働き方改革を進めていきます】

 今、全国的に教員志願者が減少し、多くの学校で教員不足の問題が起こっています。島根県内の学校でも4月当初から配置されるべき教員が不足し、足らないところをその他の教職員でカバーしながら運営している学校があります。このような中で「教職員の働き方改革」が話題となって全国的に様々な取組が行われているところです。

 

 働き方改革を進める目的の第一は、教職員が子どもと向き合う時間を確保することで、「教育の質の向上」を図り、子どもたちにより丁寧な指導を行っていくことです。教職員が心身ともに健康な状態で、明るく元気に子どもたちと関わることで、子どもも大人も笑顔があふれ活気に満ちた学校となっていきます。

 働き方改革の取組には、学校閉庁日の設定、学校行事や生活時程等の見直し、勤務時間外の留守番電話対応、部活動の適切な活動時間の設定、教員以外の指導者による部活動指導や校外活動等の実施など、様々なものがありますが、保護者の皆様や地域の皆様のご理解とご協力がなければ進めることができないものも多くあります。

 

 長久小学校は今年度、島根県教育委員会が募集した「働き方改革挑戦校」の指定を受けています。子どもたちと向き合う時間を確保するために、様々な取組を展開しているところですが、学校における働き方改革を進めていくためには、保護者の皆様や地域の皆様のご理解とご協力が欠かせません。今後、保護者の皆様や地域の皆様にご協力をお願いすることもあると思いますが、どうか、こうした事情をお汲み取りいただき、長久小学校が子どもも大人も笑顔あふれる学校となるために、さらなるご支援を賜りますようお願いいたします。

 

【2学期の合言葉 「ありがとう」】

 8月30日に2学期の始業式を行いました。子どもたちの表情から、一人一人が充実した夏休みを過ごしたのだろうなと感じました。始業式の中でこんな話をしました。

『2学期は、一番長い学期であると共に、運動会や学習発表日、遠足や音楽会など行事もたくさんあります。毎日を元気に明るく過ごすために「人と支え合う子」を頑張ってほしいです。それは、「ありがとう」と自分から言ったり人から言われたりすることです。自分の周りの人の様子を気にかけ、困っている友達や悩んでいる友達には声をかけてください。友達のためにできることがあれば、進んでそれをしてみてください。逆に自分自身が困ったり悩んだりしているときは、まわりの友達に助けてもらってください。そうやってみんながお互いに支え合い助け合うことによって、今よりもできることを少しずつ増やしていきましょう。今学期もチャレンジをしっかりしていきましょう。毎日、長久小学校のあちらこちらで「ありがとう」という声がたくさん聞けることを楽しみにしています。』

 

 「ありがとう!」という声が、校内だけでなく長久地域全体に広がっていくことを期待したいと思います。