■充実した夏休みを■  校長 和田 正利

 

 7月に入って、ある会合に出席した際、地域の方がこんな話をしてくださいました。

「校長先生、この前、私の住んでいる地区で、最近は子どもたちの挨拶がなかなかできない、という話を聞きました。そこで、まずは地域で子どもたちに挨拶しようと伝えてみようと思い、登校前の子どもたちに挨拶をしっかりするといいことがたくさんあると話をしました。すると、子どもたちが元気に挨拶してくれるようになったと喜んでおられました。校長先生にも伝えておきます。」

 学校は、保護者や地域の方々に支えていただいているのだと改めて感じると同時にとてもありがたく思いました。日々、長久小学校を支えてくださっていることに、改めて感謝申しあげます。引き続き、よりよい方向を目指して共に歩んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 児童数201名と久しぶりの200名超えで始まった令和5年度も1学期が終了します。子どもたちには「チャレンジ」を合言葉に失敗を恐れずに前向きに取り組もうと伝えていましたが、どの子も自分らしく一生懸命チャレンジした1学期であったと思います。

チャレンジしてうまくできたこと、うまくできなかったこと、試行錯誤したことなどを振り返ってみることが大切で、特にうまくいかなかったことはどうしたらうまくいくのかをよく考えることで自分の考え方や行動の仕方がよりよくなっていくと信じています。2学期も子どもたちのチャレンジを応援し、見守り、支えていきたいと思います。

 

さて、7月21日から8月29日まで、夏休みに入ります。子どもたちは、とても楽しみにしていることでしょう。平素にはできない、夏休みだからこそできるような経験をして、楽しい思い出を一つでも多く作ってほしいと思います。

 終業式で、子どもたちには「校長先生からの宿題」を出しました。それは、「夏休み中に家族の一員としての役割を果たすため、自分で家族のためにできることを決めて取り組む」というものです。毎日でなくても構わないと言っています。この宿題に取り組むことで、家族の一員としての自覚や誰かのために何かをする喜びを実感してほしいと思っています。もちろん、私も頑張ります!何をするかは近日中に家族会議を開いて決めるつもりです。

 

 夏休み中、子どもたちが安全で元気に過ごせるよう、夏休みの生活で気をつけたいことを書いた「夏休みのくらし」を持ち帰ります。学校では、交通安全教室や、水泳指導等を行ってきましたが、自転車の運転技術や泳力、安全への認識は個人や学年によって差があります。

 「夏休みのくらし」をもとに、さらに、お子さんの力や地域の状況に応じて、安全な生活についてご家庭で話し合っていただければ大切なお子さんのかけがえのない命が守られると思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 みんながそろって、最高の笑顔で2学期を迎えられることを願っています。