■子どもは地域の宝■  校長 和田 正利

 

 5月31日に第1回学校運営協議会を行いました。協議会委員には、まちづくりセンター、長久小PTA、長久町教育後援会、民生児童委員、保育園等から12名の方をお願いしています。

 会の中で本校経営方針等を説明しました。

前号にも書きましたが、子どもたちのチャレンジを見守り、寄り添い、支援できるように「信じて待つ姿勢」を大事にしたいとお伝えし、経営方針にご賛同いただきました。あわせて、「コロナも5類に移行したので、地域や保護者も一緒になって子どもたちと活動できるようになるといい。」という話も出ました。

 子どもは地域の宝です。子どもたちの笑顔は大人を元気にしてくれます。長久小学校の子どもたちが、長久町のたくさんの方々に元気を与えてほしいと願っています。

 子どもたちの「すてきなエピソード」をいくつか紹介します。

 6年生が、タブレットを持って校長室にやってきました。この子は、掃除の時間に「校長先生に相談がある。」と言っていたので「いつでもおいで。」と伝えていました。相談の中身はこうでした。「ペットボトルの蓋をたくさん集めるとワクチンを送ることができるらしい。調べてみたら、申し込みは大人でないとできないことがわかった。そこで、校長先生にお願いできないかと思って・・・」タブレットを見せながら説明する姿に感動しました。このような子どもたちの前向きチャレンジはぜひとも背中を押したいと思います。今後、この子を中心に委員会活動として展開する予定です。このチャレンジを通して、たくさんの学びがあると信じています。

 長久小学校を訪問された方が、校長室でこんな話をされました。「さっき、廊下で子どもさんが挨拶をしてくれました。挨拶してくれた後、子どもたち同士で、挨拶はもっと元気よくとか、心がこもっていることが大事なんだよとか言いながら去っていく姿に感動しました。」大人であれば、その場でこのような反省会は考えられませんが、子どもらしくて私は好きです。感動してくださったお客様にも感謝です。

 昼休み、出張に出かけようとしていた私に、「校長先生、もう帰るん?お疲れさまでした。さようなら。」と元気に挨拶してくれる子がいました。何気ない言葉でも心がほっこりとして、気持ちよく出張に出かけました。

 学校から、たくさんのすてきなエピソードを発信できればと思います。あわせて地域の方々からも子どもたちのことをたくさんお聞きしていきたいと思います。

地域の宝である子どもたちを一緒に支えていきましょう。引き続き、よろしくお願いします。