■新年度のスタートにあたり■  校長 和田 正利

 令和5年度、43名の元気な一年生を迎え、本校は全校児童201名でのスタートとなりました。この児童数は、大田市内で2番目に多い数です。保護者の皆様は、様々な不安や悩みを抱えながらも大切に育ててきた我が子の成長を実感されていることと思います。そして、新年度という一つの節目を迎え、喜びでいっぱいのことと存じます。改めて、お子様のご入学、ご進級のお祝いを申しあげます。

 

【本校の教育目標について】

「人間尊重の精神を基底にし、心豊かで創意と活力にあふれた子どもの育成~支え合い・伝え合い・認め合い~」としています。そして、めざす児童像として、

○なんでも進んで学ぶ子

○がまん強く根気強くやりぬく子

○ひとと支えあう子

○さわやかな笑顔の元気な子

を、具現化していきます。

 

【今の自分を支えられるのは、頑張った過去の自分だけ。】

こんな言葉を聞いたことがあります。

子どもたちには、失敗を恐れず様々なことにチャレンジしてほしいと思っています。大切なことは自分で決めて取り組むこと。「やらされている」ではなく「自分の意志でチャレンジする」ことだと思います。うまくいかないこともあるでしょう。でも、その時こそが自分を成長させるチャンスです。悩んだり落ち込んだり苦労したりする経験こそが成長の糧になるのだと信じています。長久小学校の子どもたちが大人として自立する日を迎えた時に自分自身に自信を持っていられるように、できるだけ様々な経験を積んでほしいと思っています。失敗や苦労を積み重ねて「頑張った過去の自分」をたくさん増やしてほしいです。

また、様々なことにチャレンジしていく中で友達や先生方の支えに感謝する気持ちも育んでいってほしいと思います。「うまくいかなくてもやり直せばいい。」「困ったときには頼っていい。」ということも学んでほしいです。

 

【新型コロナウイルス感染症対策について】

5月7日まではこれまで通りの対応としていますが、その後は「学校の新しい生活様式」を踏まえた必要な見直しを行い、感染症対策をしっかりと取りながら教育活動に取り組んでまいります。

 

【学校運営協議会について】

長久の子どもたちを育てていく当事者として、家庭・地域・学校の三者が協力して、教育諸課題の解決に向けた取組を進められるよう、これまで以上に連携を深めていきたいと思います。

 

 

新しい学年で、新しい自分づくりの始まりです。夢や希望をもって、一人一人がいきいきと活躍することを期待しています。私たち教職員も、子どもたちのチャレンジを応援し支えるために、「信じて待つ」姿勢を大切にして対応してまいります。

保護者、地域の皆様には、今年度も引き続き、「長久小学校」の教育にご理解、ご協力をいただきますようお願い申しあげます。