令和四年度全国学力・学習状況調査について

                 笠井 修

 本年四月十九日に実施しました調査について、八月に結果が返却され、その後、校内で分析をし、今月に実施しました六年生児童に返却します。

 新聞等でも出題内容の提供がありましたが、学力調査の問題は単なる知識を問うものは少なく、生活の場面で活用する知識として問われています。現在、子どもたちが教科学習をした後に、内容のまとまりごとのテストを行います。それらは、どちらかというと知識を問うものが多くあります。各担任で工夫をしながら、学習をする際には、実際の生活と結びつけながら指導を行っていますが、さらに、習得した知識や技能を様々な形で活用できるよう指導を充実していくことが大切だと感じています。

 本校の状況についてですが、「国語」「算数」「理科」ともに、全国・島根県との比較において、大きな違いはありません。(別紙資料参照:三教科の強みと弱み及び学習状況の傾向を説明しています)

 学習状況調査(児童質問紙)の結果には、特徴が見られます。本年度の重点である『やりぬく子ども:やり遂げる・しなやかに向き合う・立ち直る力の育成』に関しては、▲「自分でやると決めたことは、やり遂げるようにしている」が四月段階では、やや弱い傾向が見られます。◎「自分の思いや考えをもとに、作品や作文など新しいものを作り出す活動を行う」は強みとして感じているようです。算数の調査の中に、記述式の回答があるのですが、その正答率は高く、考えを伝えることに対して、自分の力を出し切っていると思います。

 今後、児童一人一人が自分の課題を把握し、それらを解決するために粘り強く挑戦し続けるよう支援していきたいと思います。