ゆうすげの植替作業
大田の自然を守る会の伊藤さんに来ていただいて、毎年10月に開催する植栽の準備
を行いました。
いつも、伊藤さんには熱い思いを感じています。
人間的な魅力というものは話しながら感じるものだと思っています。
昨日は、4年生6名が、ゆうすげの植替作業を行いました。
地道な作業ですが、約1時間弱と丁寧に取り組みました。
まず初めに、ポットへの植替え作業の手順を伊藤さんから教えていただきました。
昨年も同じことをしているのですが、「忘れました!」と。
当然ですが、子どもは忘れるんですよね。それが、子どもだと。
だから繰り返しすることも重要な小学校の役割でもあります。
今日は、たくさんの株を一つずつポットに植替える作業です。
同じ作業をするのはとても面倒くさいものです。
子どもたちはがんばりました。
約250弱のポットを作成しました。
その後に、伊藤さんから本校で育てている希少植物”ヒロハノカワラサイコ”
の話を子どもたちにしていただきました。
先輩たちから受け継いできた話や、今でもヒロハノカワラサイコから教えてもらっている伊藤さんの話はすてきです。
伊藤さんとの立ち話の中で
『池田小学校のヒロハノカワラサイコは、インタロッキングのような目地の中で幅広く生きている。
これは他の植物がいないので育っている証拠だと。低い植物はどうしても背の高い植物に日を奪われてしまう。
池田小学校へきて教えてもらった。』
こんな会話をしました。すてきな話ですよね。確かに池田小学校の敷地内では、私が着任したここ2年間で幅広く生育しました。
あたりまえのように思えましたが、他ではなかなか育たないとは思いませんでした。
伊藤さんの語る思いはとても大切な時間でした。
(文責:校長)