意味のある人権標語づくり
【9月25日(金)】
昨日お伝えしましたように、本日の1時間目は全校
学活で「人権標語」を作成しました。その様子をお
伝えします。
人権標語は作成することが目的ではなく、その作業
を通じて一人一人が自分を振り返ったり、新しい学
びがあったりして、人権意識を改革・向上すること
に重要な意味があると思います。鏡餅になってはい
けません。
1 授業の冒頭、担当教員が今日の流れと意味を丁
寧に説明します。
2 まずは自分で考えます。なかなか思いつかない
のではないかと心配しましたが、「昨日から考えて
いました。」という女子はスラスラと書いていまし
た。
3 先生たちが巡回して支援しています。小学校の
校長先生なども来てくださって「よい取組なので、
ぜひ外に向かって発信(人権意識を)してほしい。」
と感想を話していただきました。
4 自分の標語をホワイトボードに書いて、グルー
プの仲間と「思いや願い」をシェアしました。
グループは3~4人組、実はこの人数は一般的にす
ごく話しやすいと言われています。
いわゆる「協調学習」の手法もそうですが、3人だ
と参加せざるを得ない、黙っているわけにいかない
ので、意見が出やすいというメリットがあります。
5 その後、一人一人が自分の標語を全体に発表し
ました。それに対して、聞き手側(生徒)の誰かが
必ずコメントを述べました。この双方向のやり取り
が、学年枠を超えてできるのが本校の特徴でもあり
ます。感心しながら聞いていました。
<追伸>
私も最後に感想を述べました。サザエさんに登場す
るカツオ君を例に出して話しました。
700年ほど過去にさかのぼり、室町時代のカツオ君
の直系の親族は、計算の上では約400万人。
これは累計の数字ではなく、当時生きていたと思わ
れる直系親族です。
実に妙なことに、室町時代の人口はたった800万人。
このことは、現代を生きるカツオ君は他人(例えば
中島君や花沢さん)と親族が重なり合っているとし
か説明できません。
伝えたいことは、人類全員が親戚のようなもので、
いがみ合わずに仲良く暮らしてほしいということ
と、祖先の誰が欠けても今の自分は存在せず、自分
も大事にしてほしいということでした。
そう考えると、自分の行動も未来に大きな影響を与
えるということです。自分は「壮大な歴史の舵取り
をしている」と思うと責任は大きいですね。
(思う所あり、土曜日のHPにつづく・・・)
さてさて、短かった今週も終わりました。
来週は「志学駅伝」があります。
みなさん、よい週末をお過ごしください。