SSTは学校・地域の総力を結集だ
【6月9日(火)】
本日の午前中は、2年生の社会と1年生の数学の様
子を見てきました。
2年生は江戸時代の身分制度のことを勉強してい
ました。小学校の校長先生も来てくださいました。
社会はいつも1枚のワークシートを用意し、授業の
流れに沿って書き込むようになっていて、生徒たち
は授業の見通しをもって参加できます。それをノー
トの左側に貼り、右側には黒板に書かれたことを記
入します。実にカラフルに、上手にまとめている生
徒もいます。
「どうして差別が生まれるのか」の問いに、ワーク
シートに記入したり、黒板に書いて発表したりして
いました。担当教員が現代における様々な事案(い
じめの問題等)に絡めながら、中学生にも分かりや
すい説明をしていました。
1年生は数学で「四則を含む式の計算」の勉強です。
担当教員が「小学生にも分かるように、四則を含む
式の計算の仕方を説明してください。」と投げかけ
ます。当てられた生徒は、必死に考えて発表してい
ました。難しい問いかけに対して、自分で考え、整
理して、それを言葉で表現することは簡単にできる
ことではありません。当てられた生徒以外も一生懸
命に考えていました。「鍛えられているなぁ」と感
じました。自分の言葉にできれば、知識もきちんと
定着するに違いありません。
一斉授業をやりながら、個別対応の要素も強く感じ
られる我が校の良さを存分に感じた午前中でした。
午後の5・6校時(総合的な学習)は、先日のフィ
ールドワークでお世話になったコーディネーター
さんやまちづくりセンターの職員さんに来校して
いただき、SST(志学・さいこう・タイム)個人追
究活動のテーマ検討会を行いました。
講師の方に自分のテーマについて説明し、アドバイ
スや情報をいただきました。
「リーフレットを作るなら、誰に読んでもらいたい
かをしっかり絞った方が面白い物になるよ。」とか
「兵舎のことを聞きたいなら、○○さんの所に行く
といいよ。」など、貴重な情報を教えていただきま
した。
生徒たちの真剣な表情、講師の方のご指導とアドバ
イスに触れ、学校・地域の総力を結集するSSTで
あることを再認識しました。